光を失った世界~闇と光と運命~
本気で人を好きになりそうだけど

もうあんな思いもしたくないから

一人には絞らなかった。

そういえば優介はどうしてるんだろう。

メールしてみよっと。

<久しぶり。元気?>

チャラ~。チャラ―。

返事はやっ。

<元気。今日の夜会お!>

別に断る理由もなかったから

会いに行った。

「久しぶりやーん。

元気そうでなによりですね。」

「当たり前やんけ。

奈々の為に生きてるようなもんやで」

こんなことを言っているこの人も

私と似たような過去を持ってる。

大切な人を亡くし、遊びまくった。

セフレなんて何十人といた。

だけど、私は優介とはしなかった。

なぜだろう。

重ね合わせてるのがわかったから?

でも、お互いを知っていくうちに

優介はどんどん私に愛情を

注いでくれるようになった。

「奈々?だいすきやから」

「ありがとう」

これしか話の記憶がない。

私には考えてる人がいたから。

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