光を失った世界~闇と光と運命~
~初恋~
そこからは、どんどん進展していった。

京ちゃんはそのまま暴走族を続けていた。

心配にもなったけど、好きなことは

やらせてあげたかったから

何も言わなかった。

それからは、いちゃついたり

いろんな場所に行った。

だけど、永遠に続くと思っていた。

私のわがままで起きたこと。

急に会いたくなったからメールしてみた。

<今何してる?会いたい。>

チャラ~チャラ~。

メールがきた。

<わかった。すぐに行くから待ってて>

これが最後のメールになった。








おっそいなぁ~。

もう着いてもいい時間なのに。

と思っていたら電話がきた。

「・・・・・・・

奈々ちゃん?

初めまして京介の母です。

今日会う約束してた?」

どうしたんだろ・・・。

「はい。してました。」

とても嫌な予感がした。

「じゃあ奈々ちゃんとこに

向かってたんだね。

さっき京介が病院で亡くなったの。」

え・・・?

どういうこと?

さっきまでメールしてたのに。

「ありえないですよ。

だって向かってるって言ってたし。」




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