HONEY★HONEY☆LOVER



「よろしく!」
「可愛いっ」
「寮どこ?」
「…噛んだよね?」



いろんな質問がでるなかあたしは教室内をぐるりと見回す。


ある一点で視線が止まった。


ん……?




一番後ろの真ん中に座っている男の子達があたしのことを見てくる。


えぇぇぇぇぇ……

な…何だろう、?


一人は栗色のふわっとしたかわいい感じの男の子。

もう一人は眼鏡をかけていて真面目そうな大人っぽい子だった。


あたし…何かしたっけ、?

その二人の真ん中に座っている子は寝ているのか机につっぷしている。

二人も寝てれば良いのに…!



すると栗色の髪の子が寝ている子に何か話しかけた。


そしてその男の子も顔をゆっくりとあげる。



あたしがその男の子の顔を見た瞬間、予想外に「あーっ!」と大きな声があたしの口からもれる。



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