HONEY★HONEY☆LOVER
ちゅっ
唇にやわらかいモノが触れて、目の前には悪戯っぽそうな海の顔
「本気だってば!」
あたしは何が起きたのか、わからなくてぽかんとしていた。
東吾も目を見開いていた。
ゆっくりと思考回路を働かす。
あたし……
海と……
キス…し……た……?
「なーっ!!」
勢い良く後ずさるあたしを海はにこにこしながら見ていた。
「んー?」
「なん………っ!?」
「大丈夫っ!周りには東吾しかいないしっ」
「そうじゃなくてっ!!」
「本気だって言ったじゃん?」
舌をぺろり、とだしあたしを見る
「なんで……っキ…キスなんか………っ!」
「英国風あいさつ」
あ…あいさつ……?
そっか……
そうだよね!
海が…あたしを…とかないよね!
海なら可愛いで許せるし!
あいさつだよねっ