HONEY★HONEY☆LOVER
蓮のあとを追い掛けて教室にすべりこんだのと
相原先生がはいってきたのは一緒だった。
ギ…ギリギリセーフっ!
「高崎ぃ、早く席ついてー」
「は…はい!」
急いで席についた。
「今日はいいニュースを
持ってきた!」
いいニュース!?
聞いた途端に騒ぎだすクラス。
あたしもその中の一人だけど!
「うわー、なんだろっ」
それを蓮が冷めた目で見てくる。
「たいしたことねぇに決まってんじゃん」
「なんでそーゆー人の喜びを一瞬にして消すようなこと言うかな!」
「お前が単純すぎんだよ馬鹿」
「………蓮くん?」
こいつは人の事馬鹿馬鹿って…!
「はいはい!高崎うるさい!」
「なんで、あたしだけーっ!?」
「てめぇの声がでかいんだよ」
「うっさいよ!」
蓮を無視し先生に注目する
頬杖をつきながらわくわくした。
「もうすぐ一週間の里帰りだ!」