HONEY★HONEY☆LOVER
「はあ…」
「はあ……」
「はあ………」
「辛気臭ぇな、何回溜息ついてんだよ。」
いきなり声がして、びっくりして振り返ったら壁に蓮が寄り掛かってた。
「れ…蓮!なんであたしの部屋にいるのっ!?」
「鍵あいてたから」
淡々とこたえる。
「あぁ、そうだった?」
いつも通り笑ったつもりがやっぱり引きつっているみたいで、蓮が顔をしかめる。
「お前どうすんだよ」
「何が?」
「里帰り」
「あぁー、そうだよねー」
でも、笑ってないと
「帰んのか?」
「帰ったらまたおばあちゃんに 迷惑かけるし。おばあちゃんは入院してるし…」
なんだか泣いちゃいそうで、
それにまた帰ったら弱くなって
おばあちゃんに
甘えてしまう
そんなのいやなんだ
「でもお見舞いは行きたいな」
あたしもどうしたらいいかわかんない