HONEY★HONEY☆LOVER
「そうか!じゃぁ、高崎さ……めんどくさいから高崎でいいか!有島の隣に座ってくれ!」
え……あたしの意見は??
「違うよっ!ひかりんは僕と蓮の間に座るんだよ〜」
いや、じゃなくて!
「どこでもいい!じゃぁあとは自習だ!高崎あとで職員室に来て!部屋の鍵渡すから」
あたしの希望はーっ!?
ピシャン!と音をたてて、歩いていく先生に改めて男らしい先生だな、と確信した。
先生が出て行った途端一瞬にして沈黙になる。
「はやく!ひかりん!」
向日葵みたいな笑顔を浮かべているあの子のもとへ駆け寄る。
「あ……うん!」
なんだか、いきなりだけど自分がクラスの一員になれた気がして嬉しかった。
ちょっと照れ臭くて下をむいていると近くの女の子たちの話が聞こえた。
「高崎さん…いいなぁ」
「ねー、」
みんなこっちばかり見てたけど、特に女子の視線が集まった。
………?
さっきからなにかなぁ、
「えと……」
いざ、席につくと何を話したらいいかわからなくなっちゃったよぅ…