HONEY★HONEY☆LOVER





「………え?」

「あのこの事だからまた自分のせいだ、って思っていたでしょう?」

「……………」

「でも今笑っていられるのはあなたのおかげだろうねぇ」


ふふっ、と笑いながら俺を見つめる。


「………俺は別に」

「これからもあのこを宜しくお願いします。」


頭を深く深く下げられ、俺も急いでお辞儀した。

「……はい」

「………あと




光は鈍いからね。頑張ってね」



「……………は?」



思考が停止する。

ちょっと待て!婆さん!


がらっ

「おばあちゃんっ!蓮っ!ごめん……ってどうしたの?」

「……俺外でてるから」

「え?」





病室から無言ででる。




あの人は笑っていた。




「………バレてんのかよ」




< 168 / 396 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop