HONEY★HONEY☆LOVER
「うわぁ〜っ!!」
あたしの目の前に広がったのは大きな建物の入り口。それを見て、思わず感嘆の声をあげた。
「おっきい!きれい!すごい!」
すごいすごいすごい!!
あたしが前いた学校の十倍は絶対あるよ!
「光ちゃん、なんかあったらなんでもいってね。私、すぐかけつけるわ。」
そんなあたしを見て、峰内さんは柔らかく微笑んだ。
「そんなっ!新しい学校…しかも寮付きの学校紹介してくれただけでもうほんと十分ですっ!ありがとうございました!」
あたしはぺこり、と頭を下げた。
「ゆりかの娘はあたしの娘でもあるのよ。当たり前よ」
ゆりかっていうのはあたしのお母さん。
つまり峰内さんはお母さんの友達
「あの……」
「おばあちゃんのことなら任せてちょうだい。あら…、もう時間だわ。ごめんね、あとは先生に任せるわね」
申し訳なさそうな表情で言い、峰内さんは車に乗り込んだ。
あたしはめいいっぱい手をふる
「さてと…」
門の方に勢い良く向き合かった。