HONEY★HONEY☆LOVER
そして静かにそいつらに近づいていく。
「…………うぁ…」
恐怖に歪んだ顔。
こんなもの、見たいわけじゃねぇのに
……何してんだよ、俺
心の中ではわかってた。
こんなこと意味ねぇ、ってことぐらい。
だけど体が勝手に動く。
奴らがドアの方へ向かおうとしていた。
俺はそれを塞ぐかのように、ドアの前に立ち尽くす。
「……遊ぶんじゃねぇのかよ。」
そして一発殴ってやる。
すぐ吹っ飛んでしまった。
「……つまんね。もっとマシなのいねぇのか」
そして俺にむかってくる奴らをどんどん殴っていく。
無意味な行動
無意味な言葉
全てが無意味だ。
この感情は
怒りでも
悔しさでも
憎しみでもねぇ。
………そう。
悲しい、んだ。
きっと………