HONEY★HONEY☆LOVER
あたしは蓮の部屋の前にきた。
今入るのは気まずいけどそんなこと言ってる場合じゃないよね…
こんこんっ
そのノック音にさえ緊張する。
「…蓮?光だけど」
「…………入れ」
そっとドアを開ける。
蓮がソファに座っているのが見えた。
「れ……」
「離れたいんじゃねぇのかよ」
ずっと俯いていた蓮が顔をあげる
「蓮……」
東吾意味がわかったよ
「なんで…?なんでそんな目するの…?」
蓮の目は初めて会った時のように
冷たく暗い瞳だった
全ての人を拒絶するような
そんな目だった