HONEY★HONEY☆LOVER
「は?」
「あたしの…っせい?」
あたしが変なこと言ったから?
「れ……」
「わかってた、頭の中ではだけど止められなかった。」
蓮が静かに口を開き、辛そうに顔を歪ませる。
「こんなこと意味ねぇ、ってわかってた。」
あたしは蓮をじっと見るしかできなかった。
「蓮……」
「止めることができた時にはあいつら全員もうへばってた」
蓮の瞳の寂しさの色が増す。
「俺がやったんだ、って思ったらなんかすげぇやんなった。
こんなことやってんのかよ俺、って思った。」
蓮がまた視線を落とした。
蓮が今にも壊れてしまいそうだった。