HONEY★HONEY☆LOVER
あいつが俺の制服の裾を不安げにつかんだ。
「え?」
「校長っ!!」
さっき光たちを注意した男の教師が反論する。
「海堂蓮は高等部の生徒に大きな怪我を負わせたんですよ!なのに処分がない、なんて!怪我をした生徒達も納得いかないでしょう!」
校長がその教師を穏やかな目でその男を捉える。
「処分はなし、とも言ってませんよ。」
その言葉にいち早く光が反応する
「……っ!蓮は!蓮は何をしなければいけないんですか…っ?ひどいことじゃ、ありませんよね?」
「……お前少し黙れ。俺は何をしなければいけないんですか。」
「何もしなくていいですよ」
「…………は?」