HONEY★HONEY☆LOVER
「いつから聞いてたの?」
誰も居ないはずの教室であたしはある場所を見つめながら、そう言った。
前のほうの席から今話題だった三人の顔がのぞく。
「気付いてたんだぁっ?」
「うん。」
「…………」
海堂くんが光のでていった扉を見つめる。
「最初お昼寝してたの!そしたらいつのまにか、ひかりんたちがお話してたから」
「レンアイってどう思う?ってところからだな。」
よかった、肝心のところは聞かれてない。
「女の子の恋バナ聞くなんてー」
「たまたま聞いてしまったんだ」
めずらしく氷野くんがむきになる。
「でもちょっとは興味あったんでしょ?」
「……………」
氷野くんが狼狽えるの初めて見た
…光も罪な女ね
「…おい」
初めて海堂くんが口を開く。