HONEY★HONEY☆LOVER
気付いた時には木に光を押しつけていた。
「蓮っ!?離し…っ」
「…さっきとは随分違うんだな」
「さ…さっき?何言ってんのっ?離してってば」
「…今ならしようと思えば
キス、できんだけど」
わざとキスを強調して言ってみた
それを聞いてあいつが固まる。
「離して蓮。」
「やだ」
「離してよっ」
鋭く睨まれ、拒否の言葉を続ける
その顔からはさっきの赤くなっている時の表情なんか想像できない。
それがまた俺を苛立たせる。
「蓮っ!」
また抵抗しようともがき、口を開いたあいつにもう手加減などできなかった。
次の瞬間あいつの唇をふさぐ。