HONEY★HONEY☆LOVER
…………………
……………
………
真っ暗だ……
真っ暗な中に一人、ぽつんとあたしは立っていた。
ここ、……どこ?
………かり
え?
………ひかり
だ……れ…?
真っ暗の中を歩いていくあたし
それを誰かが止めてくれようとしている。
……だけど誰?
声だけしか、聞こえない
ねぇ、でも
「もしかして………」
この声は。
瞼をあける。
夢なのか現実なのか、意識が朦朧として、まだ区別がつかない…。
でもだんだんと意識が戻ってきて全身に感じる冷たい雫を見た。
起き上がらなきゃ…
でもその瞬間頭に鈍い痛みが走る
「いっ……」
後頭部を触ると生温いぬるりとした感触があった。
手を見ると赤く汚れてる。