HONEY★HONEY☆LOVER





だんだんと状況を理解してきた。



……あたし落ちたんだ




上を見上げるとさっきいた、草むらのようなのが薄暗く見える。


……あそこから、落ちたんだ



どんぐらいたったのかな?

真っ暗すぎて、時間の経過がわからなかった。



まず場所と時間を確認しなきゃ




もう一度立ち上がろうとしたら、今度は足が動かなかった。




………どうしよう……



ここがどこかもわかんないし、立ち上がることもできない。



巨大な恐怖があたしを襲う。



「……っ」

目が熱くなってくる。




どう考えても勝手に歩き回ったあたしの自業自得なのに




「…た…す…けてっ!」


誰にも届かないよ……



だって今頃みんなパーティーしてる。



誰もあたしに気付かない







< 241 / 396 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop