HONEY★HONEY☆LOVER
「さっきの……っ!」
指を指され、そう叫ばれた。
なに、あの女。
「なになに?蓮あのこと知り合いだったの?」
「別に」
「えー、教えてよぉ」
「海、うるさいぞ。本が読めないだろ。」
「東吾のカタブツー」
「な………」
さっきのあの女、転校生だったのか……
「もういいよっ!せんせっ!」
海が相原を呼ぶ。
……なにが、もういいんだよ…
「なんだ?どうした?有島」
何を言うのか、と俺も海の言葉を待つ。
「ひかりん僕達の近くがいいっ」
一瞬にして教室内が再びうるさくなる。
寝れねぇ…………
こいつら静かにするって行動ができねぇのかよ
少しづつ苛立ちがつのり始めた。
もう転校生がどうとかなんてどうでもいいから、早く寝てぇ…