HONEY★HONEY☆LOVER
止まろうとしない蓮。
あたしはそれに必死で付いていく
「おい、光」
そして唐突に呼ばれた名前に過敏に反応した。
「は…はいっ!」
前を向いたままの筈なのに蓮が、にやりと笑っているように思えるのは、
「今日はもう遅い、って言ってたな?」
「う…うんっ!」
気のせいでしょうか。
くすり
立ち止まって振り向いた蓮の顔には妖艶、かつ黒い恐ろしい笑みが浮かんでいた。
「……今日はまだまだ終わんねぇよ。」
そう言われ、あたしはどこかの部屋に連れ込まれた。