HONEY★HONEY☆LOVER
最悪って言葉が一番ふさわしい出会い方だったけど
今は
俺は光の隣にいて
光は俺の隣にいる
人なんか信じない、そんな俺の考えをぶち壊して
…真っ正面からぶつかってきた
初めはこいつも他の女と一緒だ、って思ってたけど俺に興味さえ持たねぇし。
むしろ敵対視されてたし?
だからか『捕まえたい』って思った。
笑ったり
泣いたり
怒ったり
忙しい奴だけど
そのひとつひとつが
愛しい、と感じてしまう
「……やっぱキャラ違うし、俺」
おめーの所為だ、ばーかとデコピンを軽くしてやると光がんん、とくぐもった声を出してうっすらと目蓋を開ける。
「……………ん……?蓮、…寝て……ないの……?」
光が寝呆け眼で首を傾げながら俺を見てきた。