HONEY★HONEY☆LOVER
なんとか腕の中から脱げだして前の状態に戻る。
やっと閉じた目がまた開き、いつもより幼い笑顔を浮かべる。
「えへへ。明日一番最初に蓮と会えるのはあたしなんだね」
ふにゃりと笑って、そんなことを言うから俺は一瞬言葉を失い掛けた。
「…………っ」
…こいつもキャラ違うし
つーか、
可愛いこと言ってくれんじゃん?
「光」
「…………ぐぅ………」
「…………………」
なんでこのタイミングで寝るんだよ。
軽くムカつき、額に唇を押しつけた。
「……俺は手離す気なんかねぇからな。」
あどけない寝顔を見つめながら、呟いた。
そうして光の体温を感じながら目を閉じた。