HONEY★HONEY☆LOVER





「な……っ!」

「充電完了したんなら、やれ」

「じゅ…っ!?」

「次の問題解けよ」


さも当たり前かのように言ってくる蓮だけど、あたしはそこまで器用じゃない。


ききききききキスした直後に数学なんか解けないよ!


「解いたらなんかやるよ」

いつまでもグズグズしてるあたしを見て、ため息を吐き告げる。


「ほんと!?」


その何かに期待して、あたしはシャーペンを走らせる。


ケーキかな、
それともアクセサリーとかかな…

「………単純だな、お前」

蓮が隣で鼻歌混じりにご機嫌なあたしを見て馬鹿にしたように笑った。



「え!なんでっ!?」

「もし、これでプリントやるよ、ってことになったらどうすんだよ。」



おかしくてたまらないって顔をしてる蓮を見てあたしは硬直した。




「………そうなの?」

「さぁ?」




ちょっとーーーーっ!!!!






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