HONEY★HONEY☆LOVER
「わり、やりすぎた」
あたしの表情を見ると、すぐに蓮は顔をあげ、あたしから退く。
「れ……」
「だから、んな顔すんじゃねぇよ。」
「蓮……」
あたしの頭をぐしゃぐしゃとすると、元の場所に戻ろうとした。
「寝んぞ」
「蓮」
あたしはそんな背中を向けた蓮に後ろから抱きつく。
ねぇ、蓮
「光、やめろ。今の俺何するかわかんねぇよ」
そんな悲しい顔、切ない顔しないで、
「蓮。」
「光、どうした」
「テストが終わるまで待って?」
抱き締める力を強める。
ぴくり、と蓮の体が震えた。
「ひかり?」
「もう、大丈夫だから」
あたしは、そんな顔してほしい為に付き合ってるんじゃないよ