HONEY★HONEY☆LOVER





「………?」




あ…


また寝ちゃったんだ……



泣くと疲れて寝ちゃうあたしの癖





だけど起きるといつも






蓮がいた。




そう、今考えると


辛い時、悲しい時
いつも蓮があたしの傍に
いてくれた。


だから全部乗り越えられたんだ。




気分のせいか部屋のなかが
どんよりしてる。




「窓……あけよ。」




窓を開け、カーテンだけ閉めた。



涼しい風が部屋を満たす



しばらくぼんやりしてた時だった




「…………ん?」



カーテンごしに黒い影が映ってる



小さな恐怖が芽生えた


「だ……誰…」




聞こえたのは









あたしが一番聞きたい声だった






「光」





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