HONEY★HONEY☆LOVER
「蓮さ…」
「行く」
あの女がいる部屋へと足を早めた
がちゃ…
「……………」
無言で部屋に入った。
「挨拶もなし?」
「てめぇに言う挨拶なんか
ねぇよ。」
「口の悪さを正すことね。
ここでは私は副社長。礼儀を示しなさい。」
顔を背ける。
「本当にあの女に…」
「母さんは関係ねぇだろ。それを話にだすしか脳がねぇのかよ」
ばばぁがひくり、と体を震わせる
「あなた……口の聞き方に…」
「副社長、社長からご伝達です」
「何かしら」
「仕事でアメリカに行く、との事です。」
アメリカという言葉にばばぁは
反応する。