HONEY★HONEY☆LOVER
「蓮、」
「う……み」
「いつまで寝てるんだ」
「東吾…」
「早く終わらせなきゃ」
「それで帰るんだろ?」
大切な
「蓮ッ!」
あいつのもとへ。
「………ん、夢か…」
夢にまででてくるとか
どんだけ末期だよ
さっきよりは軽くなった体を起こした。
ブー、と机の上の携帯が震える。
……電話?
ぴっ、と通話ボタンを押す。
「…もしもし」
響いてきたのは
『あっ!れ…』
『蓮ー?』
光の声を遮った海の声だった。