HONEY★HONEY☆LOVER
ぽん、と頭の上に何かがのる。
「とー……ご」
東吾の優しげな手があたしの頭をなでてくれていた。
それだけのことなのに
こんなに安心するのは
なんでかな………
「蓮は光が来て変わった。いや、俺と海もだ。」
落ち着かせるように
東吾の声が耳を撫でる。
「何にも興味を示さなかった。蓮は喧嘩とかはかなりしてたけど」
いつも俺がセーブさせてたんだ、と苦笑混じりに言う東吾にあたしも軽く笑った。
「蓮は……光が来て初めてあの学校で笑った」
「…………」
「今までのような冷たい目をしなくなったし、喧嘩も減ったし。」
「……そして初めて好きになった子ができた。」
「!」
かぁ、っと顔が熱くなる。
「最初気持ち悪いぐらい変わったから若干ひいていたぐらいだよ」
そ…そんなに変わったのかな……
「光に対しての態度があからさまに違っただろ?」