HONEY★HONEY☆LOVER
「え、ただのセクハラだったんだけど…」
くすり、と笑う東吾。
「愛情表現じゃないのか?」
え、なにそのまとめ方。
「あれは…愛情表現ナンデスカ」
「あれぐらいが蓮にはちょうどいいんじゃないか?」
私、体と精神もたないです!
「蓮が光じゃない人のところに行くわけがない。」
だから安心したら、とまた笑ってくれた。
「それに、光から離れてまた前の蓮に戻られても困る」
それ、東吾個人の問題じゃん!
「だから……はい。」
そう言って携帯を渡してきた。
「え……?」
「今一番にしなきゃいけないことをしたら?」
「とー…」
「話さなきゃいけない奴がいるんじゃないのか?」
涙がじわり、とこみあげる。
「ありがとう……東吾」
東吾から携帯を受け取る。