HONEY★HONEY☆LOVER
『ごめんってば!』
「会ってなかった分を埋めたい、とか可愛いこと言えねぇの」
『……蓮、キャラ違う』
「うっせ」
触れたい
感じたい
直接話したい
俺の全てが光を求めてる。
どんだけ俺のキャラ壊せば気が済むんだよ。
『……言わないよ』
光の静かな声。
電気を通じると光の声の筈なのに違う誰かの声のような感じがしてたまんねぇ。
『そんな…まだ当分会えないみたいな……言い方したくないよ。……だってすぐに会えるんだもん』
「………ん。」
限界なんて俺には無い、と思ったけど
「駄目だな」
『え?』
「限界なんかとっくに過ぎてる」
何より目の前でお前の笑顔が見たい。
……そんなこと死んでも言わねぇけど。
「…じゃ、切るな?そろそろばばぁが喚きだす。」
『れ・蓮っ!』
「?」
『浮気しないでね…?』
不安げな光の顔が思い浮べられる
くすり、と笑い
「心配なら、自分の目で確かめにこいよ」
ちょ……っ!という焦りの声と共に電話を切ってみた。
「仕返しだ、ばーか」