HONEY★HONEY☆LOVER
「光笑うとかなりかわいいよね」
「うん…胸キュンしたー」
「え?」
胸キュン?
「よし!歓迎会スタートだっ!」
咲季はそんなことかまわず会話を続ける。
「うん!!」
ま、…いい、のかな?
あたしの新しい学校
あたしの新しい友達
あたしの新しい家
あたしの新しい家族
不安とか最初はあったけどみんなのおかげでなくなったよ!
ありがとう!
「光ちゃん部屋どこ?」
それはパーティーも最後らへんになった時の質問だった。
「え?えっと503号室?」
「「「「え!?!?」」」」
みんな驚いた顔であたしを見る。
え、間違ってないよね!?だって鍵にそう彫ってあるもん!
「光ちゃん、縁あるんだよ…」
「うらやましい!」
「頑張れ!」
え…ちょっと待って?
なにを?
「何が頑張れなの?」
「部屋についたらわかる」
みんな口をそろえて同じことを言った。
な、なに……?