HONEY★HONEY☆LOVER
振りかえると
光がいた
「ひか……」
「よっ、蓮!」
……よっ、って……。
近づいてきて、俺とメイドの間に立ち塞がる。
「蓮に告白したのあなたですか」
メイドは呆然としている。それでも光は言葉を続けた。
「あたしは蓮の傍に今までいれなかったけど、」
「……………」
「蓮が大事なのは誰にも負けません」
俺もメイドと一緒に目を見開く。
「だから……っ、」
涙の混じる声。
俺は後ろから光を抱き締める。
頬が濡れてきたのを感じ、目元を手で覆ってやった。
「……蓮を…あたしから……っ奪わないでください…」
俺の腕をぎゅっ、と握る光。
………やばい
「今は……消えろ」
「…………はい。」
メイドが消え、俺は俺の部屋に光を連れていった。
部屋に入った瞬間勢い良く光を強く抱き締めた。
「………光」
「…く…やしっ…から…泣くの…がま……んして…たのに……っ」
「あぁ」
「…れ…んを…見れた…安心…と…蓮をとら…れ…ちゃ…う……っ怖さ…で…いっぱ……だった…」
光も俺にしがみ付いてくる。