HONEY★HONEY☆LOVER
その答えはみんなの言う通り部屋に着いた後すぐにわかった。
あたしの部屋は5階の一番はじっこで、ドアのネームプレートには
“Hikari Takasaki”と書いてある。
なんだかそれがすごく嬉しくて、一人でにやつくあたし。
「よし」
鍵穴に鍵をさしこみドアを開けた
「わぁ……」
目の前に広がるきれいな部屋。
全体的に水色で統一されていて、入ってすぐがバスルーム、そしてちっちゃなキッチン、奥はベットと勉強机がある。
「かわいいっ!」
今日からここで暮らすと思うと、わくわくした。
「ちょっとずつ家具そろえようっと。」
荷物を整理し終わったし、隣の人に挨拶にいこ!
「咲季たちあたしのこと驚かしたかったのかなぁ。なんもないじゃん!」
部屋のことで上機嫌なあたしは、もう鼻歌を歌いながら隣の部屋に向かう。
お蕎麦、ないけどいいよね!
コンコンっ
「すみませんっ!今日隣のへ…や…に……」
言いおわらないうちに部屋の住人はでてきた。
咲季…こうゆう意味だったのね…