HONEY★HONEY☆LOVER




お義母さんは相当動揺しているようで…。



当たり前だよね。


自分の世界から追い出したはずの存在が今目の前にいるんだもん。




玲花さんはただただ涙を流しながら蓮を見つめていて、



蓮は海や東吾達と話しながらも玲花さんを気にしていた。




再びお義母さんの前に立つ。




「これでもあたしの言ってる事がめちゃくちゃだ、って言える?」

「!」

「玲花さんを目の前にしてまで、まだ嘘をつける?」



……わからないわけじゃないよ、



大好きな人に自分とは違う大好きな人がいるって事実が…



悔しくてたまらなかったんだよね




だけど……



「大好きな人の幸せを願うのも、大切なことなんじゃないのかな、」



「光、」

「光ちゃん……」


蓮と玲花さんの声が重なる。



「大好きな人の大好きな人を否定するのは…、



自分の大好きな人を否定することになるんだよ?」

「………!?」



顔面蒼白であたしを見るお義母さんをじっと見つめる。



「大好き…ってことはその大好きな人の全部を受け入れるってことじゃないのかな」



息を深く吸い込む。



言いたいことを言い切って、お義母さんにもわかってもらいたいんだ。




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