HONEY★HONEY☆LOVER



「好きなことも嫌いなことも、辛いことも嬉しいことも全部全部理解するのが大好きってことだって思う……んです。」


蓮が笑ってるときはあたしも笑う

蓮が辛いときはあたしも辛くなる

蓮が頑張るならあたしも頑張るよ



「大好きな人との空間を一緒に共有するってすごく幸せに感じるんです。」



手を胸にあてて、深呼吸。


「お義母さんにもわかってほしいんです」




ずっと黙っていたお義母さんがゆっくりと口を開いた。



「…どうやって…玲花さんを見つけたの?」

「アメリカってところまでには絞れたんです。僕と海も一応情報網ありますので」



東吾が静かに前にでる。



「アメリカにも沢山あるでしょう……?」

「うん、苦労したんだぁ…」


東吾にこつんと小付かれた海。



「なにー、東吾」

「敬語」



くすっ、と蓮が吹き出した。


あたしもそれと同時に吹き出す。



「ケイゴ?」

「敬う言葉だ、」

「あっ、そのケイゴ?」

「他にどんな敬語があるんだ…」



相変わらずだな…



「一個ずつ回ったの?」

「あ…えっと…手伝って貰って」

「…誰に?」

「あ、…「私が手伝ったんだよ」………え?」



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