HONEY★HONEY☆LOVER




恥ずかしそうに俯きながら喋り始めた光。




「蓮には……沢山の初めてを貰ったよ?蓮だからこそ……嬉しいっていうか……」



どんどん縮こまっていく光が本当に大切で、




耐えきれないのかそのまま俺にしがみつく。





「…………蓮。」

「なんだよ」




ぎゅっと背中に回された腕が震えてる。




「あたしさ……好きって言葉は何回も……っ言ったじゃん?」

「あー、お前がアメリ……」

「……っ言わなくていいっ!」




あれは絶対忘れねぇから。



光の頭をぐしゃぐしゃにする。


「…っ何す…!?」

「で?」



え、スルーっ!?と騒ぎだす光の鼻を摘んだ。



「早く。」

「……〜〜っ!もういいっ!」



つん、とそっぽを向いてしまった



俺はくすり、と笑い「光」と呼ぶ




「だーかーらっ!言わな…!?」



唇が触れるか触れないぐらいの距離に顔を持ってくとみるみる真っ赤になった。



「な…っ…ちょ…ちか……っ」

「言えよ」




気になんだろ、と呟けばもぞもぞと口を開き始める。



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