HONEY★HONEY☆LOVER
天敵から好敵手へ+光said+
りりりりり
目覚まし時計が鳴り響く。
「……んー。」
片手でそれを勢い良く止める。
寝呆け眼で文字盤を見つめ、血の気がひいた。
「………っ!寝坊したぁぁぁ!」
咲季と7時には朝ご飯を食べはじめた方がいいから一緒に行こう、と待ち合わせしていたのだ
ただ今の時刻7時半
かなりやばい
かなり、どころじゃないかも…
昨日部屋のクローゼットに入っていた制服をとりだし急いで着る。
髪をとかして歯を磨いて顔洗って準備完了!
「咲季ぃぃぃぃぃぃっ!!」
………――
…―
「ゴメンネ咲季?」
恐る恐る咲季の顔をみる。
「許さない」
黒い笑顔でそう言う咲季はかなり迫力がある。
その笑顔の裏に何を考えていらっしゃるんでしょうか
「ごめんね!咲季怒んないでー」
「別にいいよ、あたしは食べちゃったから光の待ってる。」
「ありがとうっ」