HONEY★HONEY☆LOVER
最後は派手にいくか。
思い切り腕を振って石を投げる。
がっしゃーんっ!
響き渡る破壊音。
やがて警備員は全員いなくなった
…………。
この学校セキリュティ大丈夫かよ
俺は普通に真っ正面から侵入することができた。
つまんね………
その後もなんの支障もなく屋上庭園と着いてしまった。
さっき見た満月がちょうど俺の頭上で輝いていた。
風がさっきの煩わしさをなくしてくれた。
そして、いつもの木の下に行こうとしたら
「…………なんでいんだよ。」
あいつがいた。
あいつは驚いた様子もなく、俺を静かに見上げる。
「蓮こそ」
「ここは俺の場所だ」
「違うもんみんなの場所だもん」
はぁ、とため息をつき隣に座り込んだ。