HONEY★HONEY☆LOVER
いつもならこんなこと絶対しねぇけど
今俺の目の前で泣きじゃくるこいつを。
一人で泣かせてられなかった。
「れん…っ!れん……」
「俺はここにいる」
「…っ…うん……。」
「聞くから話せ」
俺の胸の中であいつがこくりと頷くのがわかる。
「あたし…ね…?…6…才から…おばあちゃんに……育てて貰ったの……」
「あぁ」
「6才の時…おと…さんとお母さん…ね…?あたしのせいで……事故に…あったの……。」
「……あぁ」
「あたし…をね…かばってね…?し…死んじゃった……の………」
「…あぁ」
「それで…あたしがおばあちゃんに……たよっちゃったから……っ…今度は…っ」
「お前のせいじゃない」
「れ……」
「お前のせいじゃねぇよ」
語り掛けるように
ゆっくりと話し掛ける