HONEY★HONEY☆LOVER




「お前、男の部屋では絶対寝るな。」

「なん……」

あたしの言葉は見事に蓮に遮られる。

「つーか、男の部屋に行くな」

「無理だよっ!行くかもしれないじゃんっ!」

「行ったときは……どうなるかわかってんだろうな」


蓮の目がとてつもなく恐い



「で…でもっ!なんで、蓮にそこまで言われなきゃ…」

「なんか反論でも?」

有無を言わせないその口ぶり。




これ以上何を言っても無駄だ、とさとる。



「はい……」


素直に返事をした方がいいみたい


あたしは咲季に慰めてもらう為に咲季達の場所へ行った。




「うわーんっ!なんなんだよぉっ!!」

「あれは光が悪い」

「なんでっ」

咲季までが蓮を可哀相な目で見る


「そりゃ海堂くん、光の隣では寝れないよ」

「なんでよぉ……」

「そりゃぁ…ねぇ…」

「なに―っ!?」




また咲季は教えてくれなかった



そしてしばらく蓮は口を
聞いてくれませんでした…




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