小さな恋のユメ
カラオケ
服選びもいつもより必死に考えて
メイクもナチュラルに綺麗に
髪もコテでふわふわに
気合いを入れて家を出た
カラオケの前に着いて
時計を見ると
まだ待ち合わせの20分前
ベンチに座り待っていると
携帯が鳴った
~♪~♪
知らない番号からの電話
とりあえず出てみると
『もしもし』
声だけでわかった
「真人…」
『バイクで行ってんだけど道混んでてさ5分くらい遅くなる』
5分くらいの遅れで
電話をくれたのが嬉しかった
あと会う前に声を聞けたこと
「わかった待ってる」
『ごめんな』
そう言って電話は切れ
待ち合わせ時間5分くらい過ぎた頃
原付が入ってくるのが見えた
真人だ。