小さな恋のユメ
真人の気持ち
公園には
ブランコと滑り台と鉄棒しかない
あたしたちは
ブランコに座った
「ひかり」
真人が先に口を開く
「ごめん」
いきなり謝ってきた
「俺の欲求押し付けて。お前初めてだったのに。ガッツいちゃったし」
謝らなくていい
あたしは
真人が好きだから
受け入れた
「痛かったよな。つき合ってもないのに。本当にごめん」
言葉が出ない
あたしも言いたいことあるのに
謝らないでよ
余計に悲しくなる
謝るくらいなら
彼女にして