小さな恋のユメ
「あっれ~ひかりじゃん!」
とレジの横から
「あっ紗代~!」
同じ高校の飯塚紗代
クラスは違うけど
会えばマシンガントーク
するくらいの仲。
「そういえば紗代マックでバイトしてる言ってたもんね~」
「そうそう!あっ前空いたよ」
と紗代はレジへ手招きしながら
レジの奥へ戻った
レジの担当は
彼だった
「いらっしゃいませ。ごちゅ…」
「あっ思い出した!岡沢くんだ」
指を指しながら
美穂子が思い出したように言う
彼の言葉を遮って
彼はびっくりしたように
けど冷静に
「あのーお客様どちら様
ですか?」
「あっすいません。南高」ですよね?」
「そうだけど。」
「同じ高校だなと思って、ごめんね~」
美穂子すごいな。
初めて話す人だよね?
めっちゃフツーに喋ってるし…