涙空から曇り空、そして蒼い空
曇り空

画びょう



「美姫の部屋で待っててくれる?」




ってママが言ったから



嫌々、部屋に上げることにした。




部屋に入ると



「あー、緊張した」



・・・してなかったよ、絶対



「美姫?」



「何?」



「何か、キレてる?」



いきなり何ッ!?



「キレてないよ」


「じゃ、何かあった?」



えーっと・・・。



「何にもないよ?」




「だって、何か素っ気無くね?」



だって。。



また、泣きそう。




「美姫、おいで」



そう言って


あぐらをかいてる膝を
ポンポンと叩いた。


だから、あたしは


陽クンに背を向ける感じで座ったら





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