涙空から曇り空、そして蒼い空
あの日から…1週間が経った今日。



「美姫~ッ…陽クンが来てるよ??」
↑美姫の心友★野百合




そう何です。




1週間何事もなく



過ごしていたのが





嘘のように




陽クンがあたしの前に、いつになく




怒っている陽クンが現れたのでした。







「うぅッ…。怖ぃょ;;」




「美姫?陽クンは優しいッて思って一度は
   付き合ったッてコト、忘れないで…?」




そうだよね?



陽クンはすっごい優しいよ??





「遅くなって…ごめんね?」





「ん。ちょっと来い」





あたしは腕を掴まれて





屋上に連れて行かれた。







でも、その途中




陽クンの引っ張る力が弱まるどころか




強くなる一方で




せっかく忘れかけていた




せっかく直りかけていた




せっかく陽クンのおかげで良くなっていたのに




陽クンの大きな手で







男性恐怖症が発生したのでした。
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