ゆめ。
溢れる気持ち~結愛side~
翌日。
「結愛、おっはよー!」
「あ、華花、おはよ……」
「何?結愛元気なくない?」
「…あのね…」
私は昨日の竜司とのやり取りを話した。
「ふーん、彼女いたんだ。…で?」
「で?」
「結愛はどう思ったのかって。」
「何って………」
「嫌、って思わなかった?」
「……………………………」
「図星ね。嫌って思ったんでしょ?」
「……………はぃ。」
「結愛、あんた、好きなんだね、竜司くん。」
「…………………………」
「薄々気づいてたんじゃないの?素直になりなよ…」
「……………でも、彼女、いるし、彼女の事思い出して、私の見たことない優しい顔してた。私には、無理。」
やば、泣きそう。
気づいた。
……私は、竜司が好きなんだ……