夢渡り
2回目といえど、まだ都会には慣れないようで、いましたでも少し気分は悪い。
といっても、前ほどではないし、吐き気もないので大丈夫だろう。

もう一度、あえるかな。

淡い期待と、微かな不安が入り混じった思いに苦笑し、私は再び人の流れに従順に流されることにした。
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