シュールな悪魔に愛を
楓は、しゃがんで陳列台の下に落ちている古びた本を眺めた。
なんだか汚い…けど、なんとも言えない気品を感じた。高価な物が放つ独特のオーラって、きっとこんな感じなんだろう。
表紙には見た事の無い不思議な飾り文字が、緋色で浮き上がる様に書かれていた。
なんの本だろう…
指先で摘まむように、そっと表紙を開いてみる。
ドクン‼
本に手をふれた瞬間、心臓が大きく脈打った。
クラッとして目がかすみ、意識が遠のく。楓はその場に膝を付いて、うずくまってしまった。
なんだか汚い…けど、なんとも言えない気品を感じた。高価な物が放つ独特のオーラって、きっとこんな感じなんだろう。
表紙には見た事の無い不思議な飾り文字が、緋色で浮き上がる様に書かれていた。
なんの本だろう…
指先で摘まむように、そっと表紙を開いてみる。
ドクン‼
本に手をふれた瞬間、心臓が大きく脈打った。
クラッとして目がかすみ、意識が遠のく。楓はその場に膝を付いて、うずくまってしまった。