心を閉ざしたあの日
だから、私は頑張れた。
嫌な学校は、先生と保健室に逃げて
沢山泣いた。
相変わらずな日々だったけど
アトムが居てくれただけで
頑張れたんだ。
でも・・・
ある日。アトムが消えた。
転校・・・
考えても見なかった事態。
私は・・・
生きる希望を失ったかのように
いつもの海岸へと逃げた・・・
季節は春。
この町には、まだ雪がある。
だけど、飛び込んだ。
あの川に・・・
ただ冷たくて
痛みすら感じなかった。
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