私の声をあなたに(仮)
第一章

いじめが始まったのは高校2年生になったばかりの春だった。

ずっと一緒にいた友達からの裏切り。



無視され、悪口を言われ、教科書に落書きしたり人のものを隠したり…。

最初は何も思わないようにしていた。



親にも言えない、先生にも言えない、相談できる他の友達なんて私にはいなかった。

ひとりで抱え込んで私が出した答え―
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