遠恋~君と恋をした日々~
すごく、すごくやな女のに


悠一の“友達に戻ろう”の日ところであたしの心は軽くなった


どうしても、自分から言うことができなかった


だから、悠一が言ってくれたのが嬉しかった


本当は、最初っから付き合わなければよかったのに


まだ1ヶ月もたってないのに


「俺、凪なら先のこと幸せにしてくれるって信じてるから。凪だからこそ咲希を凪に譲るんだ。凪じゃなかったら絶対何があっても先を守るって決めてた・・・結局俺は凪に弱いんだ。今も昔も・・・」


悠一が悲しい顔でそ―言った


昔・・・小学校の卒業式日に、桜庭が言った一言をあたしは思い出した


「悠一は最後まで優しかった。こんな最低なあたしに優しくしてくれた。どうしてあたしなの?悠一にはもっといい人がいるんじゃないの?」


あたしなんかを好きにならずに、麻友とかを好きになったほうがいかったんじゃないの?


「咲希を好きになったことに後悔はしてないよ。咲希はいい女だよ」
「嘘だよ。あたしなんかがいい女だったら、他にいっぱいいるでしょ?」











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